協力医・医学意見書の役割

医療事件では、法的評価を行う弁護士と、医学的専門事項を評価する医師の役割を分けることが重要です。

1 協力医に何を聞くのか

一般論として「医療ミスですか」と聞くのではなく、特定時点の所見からどの疾患を鑑別すべきだったか、どの検査・治療が標準的だったか、より早い介入で予後が変わったかなど、争点を具体化して照会します。

2 画像読影と臨床評価は分ける

画像所見そのものの評価と、その所見を臨床経過の中でどう判断すべきだったかは異なる場合があります。必要に応じて複数診療科の意見が必要になることもあります。

3 医学意見書

交渉や訴訟で医学的争点が重要な場合、専門医に意見書作成を依頼することがあります。意見書では前提事実、参照資料、医学的根拠が明確であることが重要です。